「いりおもて」
- naitou
- 6月19日
- 読了時間: 2分

先日、自転車で町を走っていて、ああそうだこのへんにコーヒー屋さんあったなと思って立ち寄ることにしました。
落ち着いた店内のカウンターで、いい音で流れくるバーンスタインをしみじみと聴いていたら、いつのまにかけっこう時間がたっていました。
以前は、このお店は七月堂に歩いていく途中にあったのでずっと気になっていたのだけど、今は移転して(高架事業の都合かなにかで)ちょっと近くなったみたいなのでまた行こうと思います。
マスターと少しお話して「いつもジャズがかかってるって聞いて」と言ったら、昼間のラジオでいいのをやってる時やなんかはクラシックかけることもあるとのことでした。
店を出て、また自転車を走らせながら
「あれ、二日続けて名前に<ヤマネコ>って入ってるお店に行ったな私」
と気づいて笑ってしまいました。
また今度書きます。
<ヤマネコ>とは。と思います。
それは「どんぐり」なのか、「西表」なのか、それとも映画なのか、なんなのか。
前の猫は、キジトラでいさましくって、どことなく「イリオモテヤマネコ」みたいだったので、テレビのニュースなどでイリオモテヤマネコが映ると、まあ猫飼いありがちなんですけど
「似てるーそっくり―」
などと毎回さわいでみたりね。平和だったよね。

関係ないけど、この写真は、岩手のおみやげでもらった『注文の多い料理店』モチーフの山猫クッキー。
賢治記念館の脇のレストランは「山猫軒」だったね確か。
前の猫が亡くなって9年間くらいもうダメだと思って、ペット不可のマンションに引っ越しちゃったりなんかして、もう猫と暮らすことは一生ないんだろうと思っていました。
それからまたいろいろあって、もう一度猫と暮らす決心をして動き始めた時に
「キジトラの子は、ひきとらないようにしようね」
と話して決めていました。
あの縞模様がいとしすぎたので、もしもくらべてしまったら、違うと思ってしまったら、どちらにも悪いと思っていたのかもしれません。
これを書いている窓辺では、今の猫ネルがすうすう眠っています。
前の猫とは外見も性格もまったく違う、永遠の仔猫のようなあまえんぼうです。
たぶん、ネルが最後の猫だと思っています。自分の人生で。
案の定というかなんというか、さっそく熱中症ぎみで昨日はダウン。
急な暑さが続きます。
みなさまお元気でおすごしください。よい6月を。
Comments