「なんてったって猫」
- naitou

- 10月30日
- 読了時間: 1分

昨日は熱があったので、おでこに猫をあてていました。
おでこに猫。
まったく効果はありませんでしたけど。
何度も眠ったり起きたりしているあいだ、寝かしつけてくれる黒猫のしっぽが眠る私の首にやんわり巻き付くので、
うーん、ころされちゃうのかしら私…
なんてぼんやり思っていました。
Instagramで動画に曲がつけられる(この言い方であっているのかはさておき?)ことを知って、さっそく今度やってみよう!とか思っています。
「ネル出る?」ときくと
「ぼくのおふとんがぐしゃぐしゃだよう!なおしてよう!」と全然ちがう返事がきたので、いそいでネル王子の寝床をいい感じにしつらえているところ。
きみはいいね。
なんてったって、猫だからね。
いいものに強く触れると、
じゃあ自分にはなにができるのか。
ということを何度も思います。
それは、崖っぷちで渡れないはるか遠い峰に咲くりりしい一輪の花をただ恋うようなことなのかもしれません。
こっちがわでひとり私は、自分の花のつぼみを胸にあたためながらも。
ひとにそう気づかせることのおだやかな激しさを思いながら、今日もそっと再生ボタンを押してみます。
それは、空にも日々にも誰かにも、光ってゆくのだろう。
ずっと。



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