「もはや」
- naitou

- 6月4日
- 読了時間: 1分

帰り道、気圧の重さでバランスを崩したのか、少し泣いて歩いた。
深く息を吸う。全部吐く。胸のあたりを自分でゆっくりとんとんし続ける。
大通りは車ばかりで歩きにくい。それでも、
今はちょっと外でも歩いたほうがいいんじゃない?
って誰かに言われている気がして、そのうちに自分でもわかりやすい気持ちになってきて、だいぶ遠回りしちゃったけどそろそろネルコが待ってるから帰んなきゃ、なんて思いながら立ち寄るスーパーで野菜とか見てた。
普通。
すごく近くていつだかよくわからない場所を歩く。
今日はこっちで明日はあっち。
思い出したほうがいいことと思い出さないほうがいいことの境目はわりと曖昧で、特に印もつけていない私は時々すべてに立ちくらむ。
それはよくない。
火にくべる言葉は、どこで誰の胸におちるのだろう。
それはよくある。
ふりあおぐ青空は、ああもうどこまでも晴れろ。


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