
ライブの最後にみんなでつけていた動物の耳の、作業中写真です。
この質感、けっこういい感じに動物っぽさが出てますね。
自宅の作業机で羊毛作業をしていると猫が鼻先をくっつけに来るので、いつも気を張っています。
ネルネルは、私がこまかに手を動かしているのを手伝う(邪魔ともいう)のが大好きなのでね。

先日、楽器の朝練に行く前に、ネットの楽譜販売サイトでいくつか買う楽譜を決めて番号をメモって、行きがけのコンビニで出力しようとしていました。
ピアノとアコーディオンの練習用にと、好きな曲いくつかや、10代の頃に絶対的に体にしみこんでいる吹奏楽の定番曲「アルヴァマー序曲」(エレクトーン仕様の楽譜があったので)などなど。
その中で、GOMES THE HITMAN「手と手、影と影」のギター譜があって、弦楽器全然できないんだけど、いやでもコード書いてあるし好きな曲の譜が手もとにあるだけで楽しいしと思って、その楽譜の購入番号も一緒に控えていって、入力したのです。

そして。
「あなたが買おうとしているのはこの楽譜ですね?」
と、画面に出てきた譜面に、思わず私は「ぎょぎょっ!」と軽く言って二度見してしまいました。
画面の譜面には<石原裕次郎「狂った果実」>とあったのでした。
好きなバンドの譜を入力したはずが、石原裕次郎が出てくるとはなかなか予想外の展開で、けっこうそのあとずっとひとりでほかほかして笑ってました。
譜面の番号を控えている時にネルネルがやはり鼻先をくっつけに来たので、それをよけていたら番号をひとつまちがえてメモってしまった模様…

あとになって、
「それは違う楽譜だってことにどの時点で気づくのがナイスだったのか?」
だなんて考えていて、
購入してうきうきとファイルして、練習中に実際に楽器かまえて「さあ」って時に「うわこれ違うじゃん!」ってことになったら、日によっては盛大に落ち込むけど、人に話すぶんにはちょいとおもしろいな、とかね。
さて、いつかもしも私がアコーディオンでいっしんふらんに<狂った果実>を弾いていたら、「ああ内藤さん楽譜間違えちゃったんだな…」と、優しい目で遠くからそっと思っていてくださいね…

名曲「手と手、影と影」の譜は、3度目の入力で(番号をひとつ変えて入れてみた)、無事に購入できました。
昔聴いていたのと、ここ最近のライブで聴くのとでは、いい意味で印象が違っていて、音も気持ちも層が厚くなって、とある世界に含まれていたものが、今は世界をひとつ含んでいる気がしています。
…って書いている私の手元に、今、ネルネルが鼻先をくっつけに来てですね。
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