去年の今日、保護猫のサイトでネルを見つけて、初めてお問い合わせをした。
あれからいちねんがたった彼は、遊び疲れて箱に入ってみたり、毛づくろいのついでに私の鼻をペロっとなめてくれたり、倍くらいの重さになったりしている。
初めて会いに行った夜、たくさんの猫たちの中で「あの子がお問い合わせのペルですよ(ネルの仮の名前)」と教えてもらってすぐ、ネルは私の手をざらざらの舌でいっしょうけんめいなめてくれた。それは、ちょっとびっくりするほどいじらしかった。
きっと、事前にちゃんと聞いていたんだと思う。
このひとたちが、新しい家族になってくれるかも。って、わかってて、でもおひざには乗れなくて(おひざ苦手だから)、でも、ちゃんとぼくわかってますよーって伝えたくってね。
ところで現在、扉の向こうの台所のテーブルの上から、ねそべってじっと私を見つめているツキノワグマ的な大猫あれは誰かしら。
もしかしたらあれはうちの子かしら。
なんて、むくむくすくすく、育ったことよ。
夜中にふと目が覚めると、ネルが脇で腹を出して手をのばして寝ているので、そっと手をつないでみることがあります。
ねぼけたままじゃれかえしてくるところが、けっこう気に入っています。
♪昨日はこたつの中で寝た
あの子と手をつないで
なんて「スローバラード」のかえうたを歌ってみたりなんかしてな。
さておやすみなさい。
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