「ローリーホーリーオーバーサーカス」
- naitou
- 13 分前
- 読了時間: 3分
去年の9月、ひさしぶりに常磐線に乗った時に撮った、車窓からの柏駅周辺。
代ゼミがある方角かと。
(へたっぴーなピアノは本当ごめんなさい…もうじきYouTubeの過去作品の整理をするのでこれももうすぐ消します)
その時はスーパーひたち的な何か早いやつに乗って勝田で降りて、ひたちなか海浜公園までロッキンへ!という旅だったのでした。
柏に住んでいた若い頃、水戸芸術館までひとりで出かけて行ったことがあります。
ふだん都心方面へばかり出かけていたので、茨城県方面に向かう常磐線はものめずらしいような懐かしいような気持ちでの小旅行でした。
その時の展示は、ジョン・ケージの『ローリーホーリーオーバーサーカス』。
いろいろすごかったし楽しかった、今でも覚えているたくさんのこと。
ずらっと並んだ引き出しに入った小物たち(気になった引き出しを自由に開けていい)、不思議な映像と音楽。
その頃好きだった演出家のテキストにジョン・ケージの作品があったのがきっかけで行ってみただけだったのですが、当時の私にはいい刺激になったようですね。
今、水戸芸術館のサイトを見たら夏と秋は日比野克彦さんの展示と書いてあって、
私は春に(たぶん)故郷の利根町の町役場に行った時に、日比野さんのワークショップによる子供たちの作品やその様子の写真などを見たのを思い出しました。
おそらく東京芸大がこの町の近くにあってそのご縁でのワークショップ開催だとかのご説明だったかと思います。
子供の頃、利根川土手で遊びながら「なんかこのへんに東京芸大来るんだって」「えーまじ」「上野にあるやつでしょ」「どこよそれ」「こもんまっしょ」「って東京じゃないじゃん」などと友達とぺちゃくちゃしゃべってたことまで思い出したりもして。
今は知らないけれど、茨城県の小中学校は給食はずっと米。米と納豆が定番。米どころだから。納豆も名産だし。町の向こうは大半が田んぼだったし。
広島に転校した時、給食はパンが主食なことにかなりびっくりした記憶があります。
利根町では納豆はあたりまえのようにパックで毎日配られていて、でも中学生くらいになっておしゃれに気をつかいはじめる女子の中には「べたべたして食べにくくていやなの」とか言い出す子もいて。
なんてことを、と今では思いますけど。
あと、私ずっと苗字が内藤だったのだけど、納豆がとても普通な利根町では特に言われなかったのに、転校すると行く先々で男子に「なっとー、教科書見して」などと「なっとー」呼びされたのが子供の頃少し不思議でした。
今度の週末、どうしても水戸に行きたかったのだけど、何度乗換案内を見てもどう考えても着けない。…何ひたちに乗っても何駅から乗っても無理。
というわけで、ネルと一緒にただただ「くすん」とうつむいて座っている日曜日の朝なのでした。
今は昔よりも何種類もあらゆる速さの電車があるだろうに。
前は、常磐線のことを快速、千代田線のことを各駅って言ってましたね。どういう定義かはわからないけど、みんなそう呼んでました。
そして上野発の常磐線は、ボックスシートが多くて帰宅するだけなのに旅行気分満載。
会社帰りのおじさんたちが買って乗り込むビールやチューハイのにおいの中、そんなに親しくなかった同じ学校卒の子と一緒になって何話していいかわかんないままの1時間、とかね。
じゃあこのへんで。
今日の呪文は「ローリーホーリーオーバーサーカス」!
Comments