明日は臼井ミトンさんのライヴのお手伝いなので、今日はちょっと早くからこまごました作業に出かける予定です。
ネルネルと一緒に、窓の外、朝焼けでほの明るく照らされてゆくビルやマンションを眺めながら、ゆっくり目を醒ましていました。
左の絵は、ライヴのチラシ中面です。
(こちらも、チラシでは文字や光や星を載せているので、質感が原画とは少し違うかもしれません)
クリスマスイヴの夜、赤いものひとつ身に着けて集まった動物やぬいぐるみたちが心から楽しみにして音楽を聴いている空気を描きだしたかったのです。
外にはそっと待ち構えているサンタさんやいつもの猫や、「いいなあ…」と窓に貼りついている子。
ところでサンタさんって、いるのでしょうか。
私には、あまりいなかった気がします。
最初から「いない」というおそろしい設定で、ものごころついた時点での自宅クリスマスが始まったので、「いる」という子にびっくりしたことさえありました。
「え?そうなの?」ってね。
自分で見つけた本の物語とか、妖精とか魔法とか、動植物と話せる人がいることやなんかはかなり信じていたのだけど。
ううん、でも私が気がつかなかっただけで、通ってこなかっただけで、この世にはほんとうにいろいろなことがあって、どこかにはちゃんと在るものや居るひとが、その気配が、みなを満たしてゆくことができるんだなと今は思っています。
町はだいぶ年末モード。
「よいお年を」と言いだすひとも、ちらほらです。
窓辺の眠り籠で、ネルネルがごきげんで眠りはじめたので、私もそろそろそっと出かけることにします。
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