作業部屋のもようがえは、難航していました。
ちょっとものを動かすと、ネルネルが「それちがーう」と泣くのです。
「ぼく窓からお外歩く人見るの好きなのに、これじゃあもう見えないようー」
だってね。私だってね。それなりに考えてね。
「やだーお外見るーここでひなたぼっこするー」
はいはいわかりましたよ。ったくもう。
ものをちょっとずつずらして、車や人通りが見える窓際に、ネルの席を作ってみました。
今までネルがすごしていた席と、ほとんど変わりない位置なんだけどね。
「あっそうありがとう」
そして完成したとたんにかけあがって、ばんざいして寝ちゃいましたとさ。
ネルはいつも、世界一楽しそうでいいね。
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