「絵を観る名前」
- naitou

- 8月4日
- 読了時間: 2分
ずいぶん前に、北欧の女の子と友達になったことがあります。
短い髪を青くしていて色白で、華奢でキュートな女の子。東京の大学に美術を学びに留学しにきているそうでした。
名前をたずねると「えーみいるー」みたいな発音がかえってきました。
私は「ああ、エーミール?」と思って。ケストナーの『エーミールと探偵たち』がすぐに思い浮かんだから。
でもよくよく聞き直すと彼女は「えーみる」と言っているようでした。
あ、そっか、リンドグレーンのほうだったのね。エーミルね。
「絵を観る」みたいで、ぴったりのいい名前ね。
彼女は授業で作ったという短いアニメをスマホ画面で見せてくれたり、私の絵を見てくれたり。
いつも何か描いていました。
〈下北沢の雑貨屋さんで、あなたの猫の絵のカバンが売っててびっくりした!〉
というようなことを嬉しそうに話してくれて、私も嬉しかったりして。
エーミルは自分の国に帰る時、授業で作ったという小さな陶器の動物をくれました。
ふたつ。
これは…猫?犬?オリジナル動物?
上の映像で私のカレンダー両脇に置いてあるのがその陶器です。
たぶんもう会うことはない人は、たくさんいる。
誰にでも。どこにでも。
。。。。。。。
(追記)
映像は、クリスマス前の日比谷シャンテから日比谷公園あたりです。
以前、バイトでこのあたりによく来ていたので、この時期は光が綺麗だったよなと思って撮ったもの。



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