先日の文学フリマのポップを書いていた時のことです。
やわらかい感じの色あいで、油の色鉛筆とパステルで絵本っぽいポップにしてみようといくつか描いてみている私。
その上をずかずかと駆け抜けてゆく黒猫。
乾いてない墨がついて、さっそく足あとでよごれてゆく紙片。
もう一回、今度は逆方向から顔を出す黒猫。
あきらめない私。
あきらめない猫。
ついてゆく足あと。
永遠に続く闘い。
まったく仕上がらないポップ。
そしてもう出かける時間。
まあだいだい、そんな日々なのです。
早朝、いくつか決めたいことがあって、仮絵を描いているうちに楽しくなってきてけっこう入り込んで夢中になっていたら、台所からかぼそいわざとらしいネルの声がしました。
「りえちゃんたら、こっち来てだっこしてようー。一緒にごはん食べまちょうよー」
まったく気づかなかったけど、朝ごはんの時間だったようです。
そんな日々だね。
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