年末年始にさしかかってきた今日は、『リリカルキャラバン』配信はお休みです。
最終話の予告編を、どうぞ!
先日、町でふと、大切な友人の昔の姿によく似た服装や髪形のひとを見かけました。
思わず声をかけそうになるくらい細部がよく似ていて、ああでも彼が今この若い年齢の姿でここを歩いてるわけがないよなと思って、あかない踏切を待っているふりをしながらしばらく遠くからながめてみたのでした。
ある時期、たくさんのひとびとやものごとと、心身がちぎれそうになるくらいきついお別れをしてきた私ですが、それでも、また会えるようになった人、いつもそばにいてくれる人は少なからずいるわけで、それはとてもしあわせなことだとこの年の瀬に思います。
そんな彼や彼女、大切な友人たちに、たくさんささえられて、この『リリカルキャラバン』をつくっています。
どうもありがとう。
踏切があいて歩き出して、すぐ気づきました。
ああそうだ彼は今の姿でこの『リリカルキャラバン』に参加してくれているんだった、今の私、今のみんな、今の声、今日の空。
それはまるで、空にのばした指先からするするととけてゆく難題のように、ひとつまたひとつ、私に灯をともすのでした。
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