「沸点」
- naitou

- 1 日前
- 読了時間: 2分

私は私にできることをひたすらやってゆくしかないのだなと思った夜でした。
冷静に、時には感情的にで、全然いい。
先日、朝練に向かう私が大きなアコーディオンをひきずって商店街にいると(台車的なガラガラを使っています。これも使うでしょと、持ち主ようこさんがつけておいてくださったのです)、遠くから私を呼ぶ声が。
お世話になっているピアニストあきこさんでした。
最近ずっとお話したくてでも全然会えていなくって、その時もおたがい時間がなくてまたねと笑って手をふって別れました。
もちつき大会も終わって、町はすっかり年末気分。
小学校から第九が聴こえてくるのは次の週末くらいでしょうか。
以前映像作品を作る際に、あきこさんにだいじなピアノを弾いていただいた時に、私はずっと台本やファイル名やなんかに『よろこびの歌』って書いていたのだけど、最後に字幕を入れる段になって、あれ…普通これ『歓喜の歌』って言うよね?とか思ってしばし考えたことがありました。
その時の作品『おおつごもりのピアノフォルテ』は、youtubeにあるのでいつかぜひ。
あの頃、瀬戸際の自分にしか作れないようなものだったのかもしれないなと今はちょっぴり思っています。
今日は優しい歌に入ってしまっていたら、なんだかたくさんのものや景色に会えました。
ありがとうございました。
かつてくちがきけなくなって言葉も音も終わってしまってここから先は闇だとうつむく日もあったけれど、
光って飛んで瞬いて、もはやみにくいのかうつくしいのかさえもわからなくなっても、
あの沸点があればけっこうだいじょうぶだよな私だなんて今は思う。
そんな歌。


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