「雪豹」
- naitou

- 1 日前
- 読了時間: 2分

用があって私の帰宅が遅い日が続いていて、ぷんぷんネルネル。
昨夜は若者に撮影につきあってもらって、夜の甲州街道をあちこち、行きつ戻りつしていました。
秋から冬へ。
20年くらい前なのかな、秋の公演中に、親しいスタッフの友人と帰りに二人だけで飲みに行った時のことを少し思い出しました。
DUGが近かったので地下に降りていったような。
たあいのない女子トークから仕事上のまじめな話の中で
「初日あけた夜中だったかな、テレビつけたらユキヒョウの番組やってて、なんかそれずっとじっと見ちゃったよ…眠れなかったのかも」
「あ、私もそれ見てましたよ。ユキヒョウね」
「ねー」
あの頃、彼女には何度たすけられたことだったろう。
すべてさりげなく。
ずいぶんたって、家にある高山なおみさんの日々ごはんをなんとなくめくっていた時に、あれ、ここで見たって書いてあるユキヒョウの番組は、私たちが見たやつ?
なんてふいに思って日付を見ると、たぶん同じくらいの日付だったからそうなんだと思う。
季節がさむくなるにつれて、ひとつひとつ、大切にしていたものが自分から抜け落ちてゆくような気がしてしかたがない秋だった。
そんな日々もあったよね。
まあ今はただ、台所でおなか出して無言でころがっている黒猫をころんころんしているだけなのだけども。
いい日でありますよう。
今日も、いつも。



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