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「おさらぎさんち」

  • 執筆者の写真: naitou
    naitou
  • 2025年7月29日
  • 読了時間: 3分

昨日の早朝から夕方ちかくまで、作業部屋でずっと、人に送る用のデータをこつこつと作ったりしていたのです。

クーラーはかけつつも、日差しの強い作業部屋でです。

案の定、夜にはなんだかもうくらくらしてしまっていて、あ、これはまずい熱中症になりかけていると思って、ネルネルと一緒に早めに就寝したのでした。

というわけで、今日は半分くらいしかエンジンをかけていない感じですごしています。


これは、真夏っぽい眼鏡を新調したい気持ちをそっとあらわした写真。

サングラスとか、涼し気な縁のものとか、いいですね。

そして、海とか…山とか…?

いやそんな予定はいっさいないのですけど。

でももうちょっと涼しくなったら、もう一度茨城県利根町へ写真と映像を撮りに行こうと思っています。

先日『月あかりのナイトスイミング』を聴きながら、胸に大切に思い出した景色があったのでした。

あの田舎道を、撮っておいたほうがいい。私。


6年生で利根町に帰る前は、鎌倉に少しだけいました。一年ちょっとだけ。

鎌倉では、家のすぐ近くに「おさらぎさんち」がありました。数十秒くらいのところ。

鎌倉駅方面に出る時はいつもその長い柵をまわって、砂利まじりの路地を自転車でぬけて、若宮大路をつっきって鳩サブレ(店名じゃなくて商品名で呼んでいた)をこえて、小町通を逆走していました。

柵のすきまから見える「おさらぎさんち」は、広いお庭と素敵な建物があって、当時も一年に一回だけ公開されることになっていて、子供の私も一度くらいは訪問できたかと思います。

今だったら。今だったら?

「猫のこととか書く作家さんちでしょ?」などとおさない認識ではなくって、もっと深く楽しめたんだろうなと思います。あらゆる方向性から。

その後ずいぶんたってから、「おさらぎさんち」がなくなるかもという話、いや無事に保存されたという話を耳にしたような気がします。

そして何年か前、鎌倉を訪れた時に「おさらぎさんち」は、カフェとしても貸しスペースとしてもきちんと再び存在していることを実際に目にして、

「またいつか、ここに来よう」と、柵の外から強く思ったのでした。

(たぶん、私が行った時は、開いている曜日ではなかったと思う)

「おさらぎさんち」こと旧大佛次郎茶亭をはじめ、その土地の景色や数々のお寺、言い伝えや作家たち、あらゆるものを吸収していった5年生の私は、まあそんなにかわいくないへんくつな転校生だったかもしれませんね。

でも、それでいいのですよ。べつに。

本も音楽も、ちゃんとのちの私をつくっていったのだし。

大人の今は、そう思っています。


さてこれから、ひなたぼっこ中の、すげーあったまっている黒猫を捕獲して、無事に涼しいところに移動する予定です。

(暑さでか私もちょっと頭痛くなってきたので…やばい…)

たぶんね、今の私はけっこう強いよ。昔よりね。

だいじなもの、たくさんあってね。

そして、これが私のサテライトツアーだと気づき始めている自分もいます。


 
 
 

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