「晴れゆくhanalee」
- naitou

- 8月11日
- 読了時間: 1分

どこにいるのかわかってくるのは、だいたいずいぶん後になってから。
ここがどこだかわからないまま暮らしているうちに、ある日ふいに、優しい気持ちではっとする。
もうずっと、そんなことばかりだ。
帰りの電車、途中の駅の乗換で視界がぐらりとして思わずしゃがみこんだ。
涼しいところに出て、しばらく休んでいるうちに、胸の奥がゆるやかにあたたかくなってゆく。
だいじなことは、ちゃんと憶えていよう。
つらかったことも悲しみもすべて共に。
それは、そらんじることができる大好きなおとぎ話のように、この歌たちと一緒にただ胸に持っていたらいい。



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