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「夜みたいな朝」

  • 執筆者の写真: naitou
    naitou
  • 12 分前
  • 読了時間: 2分

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最近は、朝目がさめたらまずお湯を沸かすことにしている。

朝というか、まだ真っ暗な明けがたくらい。合唱曲「ミスターモーニング」的なはなうたを歌いながら猫の器をきれいにして。

それから猫と一緒に顔を洗って、気持ちがクリアなうちに机に向かうといちばんはかどる気がしています。

ポットにつめたお湯で時々あたたかいお茶を飲んでひといきつきながら、いちにちの中で最も無色ななんでもない自分に降りてゆく作業。

机のそばの窓辺でまた眠りだす猫が朝ごはんをねだりにくるまでの数時間が私にはとてもだいじなのでした。

あ、でも、ねぼうしちゃう日もありますよ。だって、ごく普通の人だからさ。


昨日は電車移動が多かったので、本をじっくり読めてよかったです。

かばんにほうりこめる重さじゃない本は、手に抱えるか、別のトートなどに入れるかして。

以前、電車に乗っていたら、着いた駅で乗り込んできた男の子が、たぶん近くの私立小学校の子なんだと思うけど、制服で眼鏡をかけて気難しそうに分厚い本を抱えていて(「ハリーポッター」っぽい装丁が少し見えた)ここは魔法学校か!と言いたくなるくらい雰囲気出てました。

小学校の頃は、転校先で「冒険者たち」の分厚いハードカバーをよく学校に持ってきてた子とすぐ仲良くなれた記憶があります。「冒険者たち」は斎藤惇夫さんの児童文学で、アニメ「ガンバの冒険」なら知ってるって子も多かったからそこからまた説明したりしてね。

そして私はなにごともだいたい原作派。



 
 
 

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