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「はれのさんさも」

  • 執筆者の写真: naitou
    naitou
  • 8月9日
  • 読了時間: 3分
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やることがいっぱいあるというのに、

合唱曲<富山に伝わる三つの民謡>「こきりこ」を、YouTubeで探して聴いてみています。

高校3年の時の合唱コンクールでやった曲で、私は合唱コンクール委員&ピアノ伴奏でした。

(各クラス、指揮者と伴奏者は吹奏楽部率がめちゃ高かった学年でした。熾烈な争い。)

私は高校に入ってからピアノのレッスンはやめてしまっていて部活ひとすじだったのだけど、春先にクラス内でなかなか担当者が決まらなくて(「受験だし…」「予備校行かなくちゃ」とかね)最終的に「もーいいです私弾きます」と自分で言ったような気がします。

その時の指揮者は同じ吹奏楽部でフルートのすごく上手なユニークな子だったので、2人で合唱コンクール委員だったし、がんばってみるかと思ったのです。


その頃クラスに教育実習に来ていた先生(?)も、吹奏楽部OBでなおかつ合唱コンクールでかつて同じ「こきりこ」をやったことがある、ということでよく相談にのっていただきました。

曲の意味や深い表現についても。

大変だけど楽しかったです。その1~2か月。


曲が決まって練習が始まった頃、もとは民謡だし歌詞にわかりにくい言葉もあるからと、いくつか書き出してその注釈も書いて、そのプリントを教室に貼っておきました。

その後、クラスの体育会系の男子が他の子に

「こうゆーのって、合唱部とか吹奏楽のひとがやることであって俺らあんまし関係なくない?」みたいなことを言っているのを耳にしました。

それは嫌味とかめんどくさいなとかではなくて、本当に心から不思議そうに思っている声だったので

「うん!ごめん!でも貼っとく!」

と思って黙って待っていました。


私はといえば、ピアノ伴奏…練習時間…足りなくない…?私ずっと弾いてなかったし…ってことで「あ、やばい」と思って合間合間にもそればっかり気にかけていたのです。

ある日自習時間に、みんな自由に教室を出入りしていて自分の勉強を始める子も多い中、

「あ、そうだ、視聴覚室にピアノあったよな」と思って

別棟の視聴覚室まで行ってこっそりアップライトをあけて小さな音でゆっくり確認しながら弾いていました。

しばらくして、ドアがあいて、音楽の先生があきれたように顔を出しました。

「内藤。自習の時間は……自習しろ。」

えへ。部活の顧問ではないけれど選択科目が音楽だったから(千葉県の公立は芸術科目は<音楽/書道/美術>のどれかに振り分けられる)音楽の先生にはお世話になっていたので

「はあい。すみませーん!」

そう元気よくこたえてまた自分の教室に帰ってゆく私でした。


合唱コンクール直前くらいになると、もう男子も女子もかなりのがんばりようで練習も楽しく気合が入ったものとなってゆきました。

それはやがて、秋の文化祭へとつながってゆき、文化祭ではクラスで演劇公演をやって最優秀賞をとるのですが、その話はまたそのうち。

それがきっかけで「大学入ったら芝居やろっかな」などと思い始めてゆくわけでしたけど。


どうして夜中にめずらしくこんなこと書いてるのかというと、明日は柏で学年同窓会があるのです。

私は今年は欠席です。

3年の時のクラス、そして吹奏楽部の同期みなさん、ありがとう、またそのうち。

今度の同期会ごろには、利根中から県立柏の幼なじみ3人での曲、公開できたらいいなと思ってます。


<みんなが元気で そして幸せでありますように>

つい先日のライブで聴いた歌が耳をついて離れません。


 
 
 

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