「月を呼んで」
- naitou
- 20 時間前
- 読了時間: 2分

先日、吉祥寺に行った際に、
アーケード入口すぐの市内観光案内のようなものの流れる表示にふと目が行きました。
これって…『車のいろは空のいろ』だよね?!
『チョコレート戦争』の人…?
小さな窓の中のかたに「あの、今流れてた美術館の展示のチラシがあったら欲しいんです」と声をかけてみました。
掲示板の画面は次々と流れてゆくので、「え、どれのことかしら?」と出てきたそのおばさまと一緒にまごつきながら、えっと、たぶんそこの美術館の次の展示ので、などと話している間にも次々と違う表示になってゆきます。
「あ、わかった!葉っぱのやつね?葉っぱ切るやつでしょー?」
うん、葉っぱじゃなくて。いやそれも観たかったのは確かなんだけどたぶんもう終わっちゃってるんで、あの、次の展示に来るかたの絵が観たくて私、せめてチラシとかあればなって思って。
「葉っぱの次?葉っぱの次ねー。うーんとね、美術館行ったほうが早いかも!」
そうします。
そしてお礼を言って笑って歩き出した先からは、ぎちぎちのお神輿と法被の人々がどんどん流れ込んできて、結局いっこうに前にすすめない私だったのでした。
ABCマートあたりまで進むのがもうやっとで、そのずっと先のギャラリーまで行くのはもう時間的にも無理だったので、
「うふ…コニ―ちゃん、観たかったね…」
途中で人混みに押し込まれるようにして入ったいつもの古書店でささっと、古びた文庫の<草野心平詩集>を買って、開場時間迫るスターパインズカフェにやっと向かったのでした。
時間があまりなくても、わりと中身はぎゅっとした片道であることが多いように毎回思っています。
そんな先日のライブのことや、昨日の配信のこと、たぶんなにかしら描くまでまだ時間がかかる気がしています。
自分の中にゆっくり持ち帰るべきものがたくさんあったのだと思っています。
ありがとうございました。
胸のうちで「まやーゆんた」をちいさく歌ってみている晩夏の日。
またみゃうみゃう。
絵を描くこと、文章を書くことを軸とした日々がまた始まりました。
終わったのは、夏休み。
私には今も、風に立つ強さがあるかい?
ところで今いる作業部屋は、今の時間、非常にホット。
黒猫がだいぶほかほかしてきたので、一緒にちょっと避難してきます。
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