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「朝焼けに醒めろ」

  • 執筆者の写真: naitou
    naitou
  • 18 時間前
  • 読了時間: 3分

朝焼けの空。

こういう、雲が二種類、高く低く二重になっているのを見るのが好きですわりと。

高く白くのんびりとしか動かない雲と、低くて時には灰色で風に流されてゆく雲。

同じ空でも、違う時間なんだな。って思って。


さて思ったよりも長い時間眠ってしまいました。

だいぶ疲れていたのかもしれません。

何が?気持ちが?身体が?

今は朝で、よく眠った私は元気です。

ああでも、ネルっ子が窓辺ですやすやごろーん、ってしてる…。


今までに何度か、

<自分はあの時本当は死んでいたのではないか。>

と思うようなことがあります。

大ケガや大病や。

子供の頃は、そんな自分を思い返して「もしかして、あの時…」なんていろいろ思いをはせたりしてましたね。

まだ10歳にもならないっていうのにね。

まったくもー。不思議好きな子だったね?

それは、一歳少しだと思うのでほとんど記憶はないのだけど、生まれつきの足の手術をした時のこと。うすぐらい手術室(かと思う)の台の上で押さえつけられて大泣きしている赤子の自分という景色は、大きくなってからも何度も胸のうちをよぎっていました。

その次は、幼稚園に入るか入らないかくらいだと思う、父と姉と居間でふざけていて、こたつに飛び乗ってはしゃいでいた私がその上の新聞紙かチラシを踏んですべって転び、当時の大きなテレビの角でおでこを切って大量に出血した時のこと。

川を渡った先の外科にすぐ車で行って、何針か縫われたと思う。

ちく、ちく。ってね。

そのたびに「いたい、いたい」って小声でつぶやいたのも覚えている。

縫われている間、顔に白いガーゼを被せられていたことによって、あれ私あの時死んでたんじゃないかな?なんてあとで思ってしまったのかもしれません。

(それは美容院でシャンプーする時に顔にうすい布をかぶせてくれるのと同じ理屈だよ!って今は思うんですけど)

その時の傷は、今でも髪の生え際に残ってしまっていて、だから私は前髪をあげる髪型をしたことが一度もない。

(いや、丸顔だからそうゆうきりっとした髪型は似合う気がしないよー、って思ってたのも事実ですけど)


大人になってからは、ここ20年くらいのことばかりかな。

17年前に、気持ちも身体も一度死んだ気がしたこと。

12,3年前くらいだったか、転んで頭を打って、頭蓋骨にひびが入って入院したあたり、内分泌系や他いくつかの病気を併発して、何度か入退院をしていた時期、なんだかもうほとんど記憶にない。すべて朦朧としていた数年間でした。

そのあと、前の猫が亡くなったことでよけいにぼんやりしてしまっていたし。

ううん、それによって、しっかりしなくちゃ。って、だんだん思えてきたのかな?


最後に、今のところ最後だしもうこれ以上はやだなっていうつもりで最後に、って言うけど、7.8年前に盲腸で入院して大手術した時。

いやーあれはきつかった…。

いろいろあって無事に退院して後日主治医に経過や手術でとったものについて聞きに行った時、すべて問題なかったです!と言われてほっとしたのもつかの間、

「本当はね、(おなかを)開けた時ね。十中八九これはガンだって思ったんです。だから、とにかくとれるだけとって、家族のかたにもそうお話していて」

…あー。だから手術、あんなに長時間になってたんだ…

だから目がさめたら暗い顔してる人が多かったんだ…


現実で現在の私は、

生きているので、あんまりもうそれらについて思いをはせることはない。

道は何度か別れていたはずで、私は何度か死んでいたのかもしれない。

それは今もなお続く。

続いてゆく。


それでも私は、私で居たい。

夢は夢じゃないし、好きなものは好きと言う。

ワガママだね。それでも。







 
 
 

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