「記憶の記録3」


(順不同、日時不明)
◎月◎日
今日も食べそびれたホワイト餃子。店頭写真。
◎月◎日
ちょっぴり腱鞘炎気味なのか腕と指が痛い。
色鉛筆で筆圧強めに描く日が続くと、ついつい痛めがち。
だから他の描き方もできるようにしておこうって思ったんだよね。最初の頃。
◎月◎日
夜の駅からだいぶ歩く。途中で缶ビールを開けて飲みながら、ひたすらゆっくり帰った。
缶ビールはぬるくて泡ばっかりで頼りない味がした。
ほどよく涼しくて心地いい。こんなの、きっとすぐに冬になってしまう。
曲がり角で黒い犬を首に巻いて座っているおじさんを見かけて、ぎょっとして思わず二度見。
そういえば、二度見する演技ってけっこう難しいよねって誰かが言ってたなーなんて思いだしながら。
◎月◎日
千葉県のコンビニには、まあまあ便利そうな名前のチェーンがあって、前はよく行った。
といっても、コンビニじたいがそんなに見あたらない地域を地味に自転車通学してた私。
◎月◎日
チェーン店で耳栓をして、書き物をしていた。
よけいな話し声を拾わなくてすむから。
気づくとまわりの席が高校生だらけになっていた。
今は制服と言っても、どの学校もラフな感じで何種類もあるみたいで、ぱっと見ではもう、どこの学校の子かは私にはわからない。
◎月◎日
ふいに「風土記の丘」を思い出したので、行ってみようかな?と思う。
子供の頃に何度か行ったんだけど、たぶんそれは車で行ったんだろうから、駅としてはどこだったんだろう?
調べてみたら、そんなに遠くなかった。電車の駅からだと、それなりに歩くかバスだった。
そして着いたらなんとミニ古墳だらけなのです。そんな丘。
◎月◎日
幼なじみと話し込む。
実家から持って行かなきゃって思うものって?という話になった時、彼女が少し考えてから
「雛人形とか、成人式の着物じゃない?」と言った。
うわーそれ私考えたことなかった、盲点!
でもよくよく考えたら、雛人形は姉との共有物で、成人式の着物は母のだから、個人的にはあんまり関係なかったね。
いろいろ考えたあげく、どうしても自分が持っていたいと思うのは結局、写真数枚くらいだった。
たぶん2歳くらいの私が、ぶすっとしてピンクのワンピースを着て、どこかの公園で柵につかまり立ちをしている写真。転んでばかりいる子だったから、膝がいつもすりむけていた。
幼稚園の卒園アルバム(当時は印刷ではなく、先生が普通のアルバムに各自の写真や集合写真を貼って園児それぞれに作ってくれたものだった気がする)から、その頃の私の絵をもとに子供たちみんなで作った大きな羊の貼り絵、その写真。
ものはもうひとつもいらない。そんなの、きりがなくなってしまうだろう。
◎月◎日
高校の学年同窓会の通知。最近、毎年やっている。
一番最初の時だけ行ったんだけど、けっこう話したことない見知らぬ人も忘れちゃった人も多くて、結局は吹奏楽部の同期や顧問の先生と3年の時のクラスメイトばかりと話して終わったんでした。
うーん、こういう私は、部活の同期会と3年の時のクラス会だけでいいのかも〜なんてひとりで納得しちゃったりして。あんまし社交的な子じゃなかったので。ほんとごめんなさい。
ああでも、今年は2次会の飲み会だけ、行けたらあとでちょっと寄ってみようかな。みなさんがほどよく酔ったくらいに。その日の気分で。
◎月◎日
出先で、目的地まであと少し、ってところで
あれ…なんだか、動悸がする…?
そんなに苦しくはないんだけど、胸の動悸が激しいことに気づいて立ち止まりました。
どうしよう…。とんとんとん。胸のあたりを落ち着かせるように軽くたたきながら、えっと、あっちの方角に確かベンチがあったはず、と、自分をびっくりさせないようにしてそろそろと歩きました。
ベンチに座って、何度か深呼吸。
吸って、吐いて、とんとんとん。
くりかえし。
年齢的なものなんだろうけど、なんだろうこの強い動悸は。緊張してるのかな?でも私こんなに緊張したことあったかなあ?…そんなになかったかも。
いたみも苦しさもそれほどでもなく、深呼吸して腕や背を伸ばしたり胸をとんとんしているうちに動悸もやっとおさまってきて、何度かわざとあくびしているうちにつられて深い本当のあくびも出てきて、ああじゃあもうだいじょうぶかなって、また立ち上がって歩き始めたのでした。
◎月◎日
図書館へ行った日。
自分の中でいろんなことがぼんやりしていて(いつもだろって言うな)今あんまり鋭い文体や学習度合いの高いものは無理でーす!と思って、とりあえず入ってみた。
人が多い時間帯だったのでまずそこで疲れてしまわないよう、気持ちをひとつ低くして。
無理はしない。今日は今日。
ゆっくりゆっくり、ぽーっと背表紙を眺めて歩きながら、気持ちをもうひとつ、低めにとる。♪ー。
そのうちに、それなりに満たされた気持ちになってきたから、今日はこれでいいんだって思う。
借りた数冊の本もどことなく優しい文体ばかりで、しばらく歩きやすかったのでした。
◎月◎日
ずいぶん前から持ってた小さいハーモニカを最近ペンダントにしたんだけど、すぐに失くしてしまった。
気づいた時にはもうどこにも見あたらなかったのです…。ぐすん。
小学校の時の管楽器バンドの顧問は音楽の先生で、よく小さいリコーダーのペンダントをしていた。「これ本当に音が出るのよ」って何度か見せてくれて、わあ素敵!って思ってました。
◎月◎日
最近、夕方になるとなんとなく
「ごはん食べ食べ…べたべた…おにくべたべた…」とでも言いたげな気配がどこからともなくやってきて、振り向くとだいたいは黒猫がベタベタしたお肉っぽいものを食べています。
ちゅーるとか猫用パウチとかなんだけど。



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