「鳩よ!」
- naitou

- 8月16日
- 読了時間: 2分

私が高校生だった頃、文芸誌『鳩よ!』がありました。
マガジンハウスだったか、それなりに手に取りやすいカジュアルなつくりだったように思います。
その中で、詩や短い文章や短歌などを一般公募しているページがあって、短詩のようなところで何度か掲載していただいたことがありました。
その欄の選者は永六輔さんで、高校生の私へ厳しい優しいコメントも一緒にいただいた記憶があります。
いつかはものを書くひとになりたくって、音楽も演劇も日々に添ってゆく大切なものはたくさんありながらも、自分の言葉を手探りでちょっとずつ確実につきつめてゆこうとしている時期でした。
当時の『鳩よ!』は、公募でも掲載されると原稿料がもらえたのでけっこうびっくりして、これを貯めてワープロか楽器買うか?!などの高校生的な野望でまたいっぱい送ったりしてね。
楽しかった。
あの頃の私の言葉は、どこまでゆけたのだろうね?と、ふと思います。
先日、羊毛細工の猫をひとにほめられたのでいい気になって、家に帰って羊毛材料いろいろを入れた引き出しを開けてみたわけですけど、
ぱたん。すぐさま閉じてしまう私。
…まだまだ暑いね。夏は無理だったね。うん。
早く、もこもこの猫ほか動物たちを量産できるくらい涼しい季節になるといいですね。
そしてうちのネルネルは夏毛でも冬毛でもさして変わらない、もこもこぶりで今日もころがっています。



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