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「くぎスープ」

  • 執筆者の写真: naitou
    naitou
  • 2 時間前
  • 読了時間: 2分

描いている途中で大量のわんこに囲まれてさあ大変!

どうやら飼い主さんがたの集合場所だったようです。

私の方がじゃましちゃったね、ごめんね。あら、おやつおいしそうだね?

猫と違って犬は大小の個体差が激しいから、大きな子といる人はリードも重そう、でもみんなかわいいよね。


さてうちのネルネルはといえば、犬にもまあまあ負けてない個体の大きさでさっきから毛づくろいに余念がありません。

夕ごはんもはぐはぐ食べてたし。

私は夕飯…どうしよっかな。

少し眠いからあったまってうたたねしてから考えます。

いつだって誰だって、猫をおでこにあてて眠っちゃえばなんともないよ、だいじょうぶだよ。


子供の頃、利根町に住んでいた頃、私のいた白鷺の町に入る手前の曲がり角に小さな本屋さんがありました。

トタンでできていて、もうずっとそこにあるような本も文房具すっかり埃をかぶってたかもしれません。

たぶん小学校一年生くらいだったんだと思うけど、そこで手に取った外国の民話の本を私はなぜか家に帰ってからあれが欲しいとせがんだのです。

名の知れた民話童話ならもうひととおり知っていた頃でした。

でもその小さな本屋の隅で埃でざらざらになったその本に収められたお話はまったく知らないものばかりだったのです。

何がそんなに気になったのかを、家族に何度も尋ねられて、私は口ごもりながら「…くぎスープ」とやっとこたえました。

初めて触れたその外国の民話は、詳細はどうであれ、釘でスープをとるという設定になんだかとてもわくわくしたのでした。

だって、釘だよ!これ、誰も知らないよね!とも思ってたのかもしれない。その小さな町では、誰も。

今もその表紙のごちゃごちゃした感じ、よく覚えています。埃まみれで見つけた自分の民話。

そんな自分だけのささやかなものがたくさんあつまっての、今の私。

じゃーまた、しばらく寝ます。猫を持って。


。。。。。。。


2026年1月2日






 
 
 

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